イギリス植民地時代に、イギリス人によって持ち込まれた真鍮製のカップです。
インド・アンティーク 真鍮製カップ
深い黒褐色へと育った古色(パティーナ)が何とも美しい、優美な真鍮製のアンティークカップ。
何より印象的なのは、そのシルエット。
すっと立ち上がる胴から、わずかに外へ開く口縁。丸みを帯びた底部から、裾を広げるような台座へと繋がり、そこに細く優雅なハンドルが添えられています。機能のためだけに作られた器でありながら、横から眺めた時の輪郭そのものが美しい。
特にハンドルの造形は、装飾を過剰に加えるのではなく、細い金属線を優雅な曲線として見せることで、全体に軽やかな印象を与えています。
そして、この器を唯一無二のものにしているのが、長い年月によって生まれた表情。
かつては金色に輝いていたであろう真鍮が、時間とともに深く落ち着いた色へと変化し、ところどころに擦れや濃淡が現れています。磨いて新品のような光沢を取り戻すのではなく、人の手に触れ、使われ、時間を重ねてきた痕跡そのものを「古色」として楽しみたい器です。
古い真鍮だからこそ生まれる重厚な色と、英国的な端正さを感じさせる優美なフォルム。
実用品と小さな彫刻作品の、その中間にあるようなアンティークです。
イギリス アンティーク 真鍮カップ
SKU: god288
¥15,000価格
消費税込み

