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西インドの長い歴史の中で作られた、大変希少なアンティークの石彫りレリーフです。

数百年という時を経て風雨に晒された石肌は柔らかく摩耗し、苔や風化の跡までもが、この作品だけの景色となっています。

 

人物が抱えているのは、インド古来の弦楽器ヴィーナ(Veena)を簡略化して表現したものと考えられます。ヴィーナは古代インドを代表する楽器で、知識・芸術・音楽を司る女神サラスヴァティーが手にする楽器としても知られ、寺院彫刻では神々や楽師(ガンダルヴァ)、信仰に仕える演奏者が奏でる姿として数多く表現されてきました。

 

この像は神そのものというよりは、音楽を奏でるガンダルヴァ(天上の楽人)や土着信仰の演奏者を表したものと考えるのが自然です。地方工房による素朴な造形であり、神像ほど厳格な様式ではなく、民間の信仰文化を色濃く映しています。

 

西インド、とりわけラージャスターン州やグジャラート州には、砂岩を用いた寺院建築や石彫文化が古くから発達しており、このような人物レリーフは柱や壁面、入口の装飾として用いられていました。近代以前に解体された建築から救い出され、市場に流通するものはありますが、保存状態の良い作品は年々減少し、現在では入手が難しくなっています。

 

特に目を惹くのは、長い年月だけが育む石肌の質感です。彫刻刀の鋭さは時間によって穏やかに丸みを帯び、風雨によって刻まれた白化や風化の表情は、人の手では決して再現できない深い味わいを生み出しています。それは単なる彫刻ではなく、何百年という歳月そのものを宿した「時間の彫刻」とも言える存在です。

 

オブジェとして飾れば、プリミティブアートのような力強さと、どこか静かで神聖な空気を空間にもたらします。和の空間やモダンインテリアとも美しく調和し、住まいはもちろん、ギャラリーや店舗のシンボルピースとしても唯一無二の存在感を放つ一点です。

 

 

西インド 石レリーフ 200年overアンティーク

SKU: god241
¥90,000価格
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  • size

    横25㎝、幅10㎝、高さ40㎝、重さ14キロ

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