静かな気品を纏った、真鍮製のアンティーク高杯です。
すらりと伸びた脚部と大きく開いた鉢状の受け皿は、実用品でありながらどこか建築的な美しさを感じさせます。長い年月を経て落ち着いた古色へと変化した真鍮の表情は、新品にはない深みと風格を備え、光の当たり方によって柔らかな陰影を映し出します。
このような高杯は、インドでは寺院や家庭の礼拝空間で供物を捧げるための祭祀具として用いられることが多く、果物や花、穀物、菓子などを神々へ供える器として大切に扱われてきました。また地域によっては結婚式や祭礼など、特別な儀式の場で使用されることもあります。
脚部や台座に見られる細かな装飾は、インドの伝統的な金工技術の名残を感じさせ、華美になり過ぎない上品な意匠が魅力です。実用品として使われながらも、神聖な場に置かれていた道具ならではの凛とした存在感があります。
現代では果物やドライフラワーを飾るコンポートとしてはもちろん、季節の枝物や石、オブジェを飾るディスプレイベースとしても美しく映えます。茶席において菓子器や見立ての花器として取り入れても趣があり、古い木味の家具や李朝、民藝の器とも見事に調和します。
用途を超えて受け継がれてきた、祈りと暮らしの痕跡を感じる一品。真鍮ならではの重厚感と、時を経た金属だけが持つ静かな美しさを存分に味わっていただけるアンティークです。
インド アンティーク 真鍮高杯
SKU: god202
¥18,000価格
消費税込み

