一本の大木を贅沢にくり抜いて作られた、インドのトライバルコミュニティに伝わる木製ポットです。
本来は穀物や種子を蓄えるための実用品として使われていたもので、その力強い造形には暮らしの道具でありながら彫刻作品のような存在感が宿っています。
機械加工では決して表現できない、手斧や鑿によって削り出された面の揺らぎ。厚く残された木の量感。素朴でありながらどこか洗練されたフォルムは、長い年月の中で磨かれた民族の美意識そのものです。
特に印象的なのは、その枯れたグレージュの色合い。
乾いた大地や風化した石を思わせる淡い灰褐色は、長年にわたり人々の暮らしの中で使い込まれたことで生まれた自然な表情。木でありながら土器のような静けさを纏い、光の当たり方によって柔らかな陰影を見せてくれます。
表面に刻まれた無数の傷や木目、細かな割れさえも、この品が歩んできた時間の証。新品では決して得られない、アンティークだけが持つ深い味わいとなっています。
そのまま床置きでオブジェとして飾るだけでも圧倒的な存在感を放ち、枝物やドライフラワーを生ける花器としても美しく空間を演出してくれます。和の空間、民藝のインテリア、侘び寂びを感じる住まいとも相性が良く、静かながら確かな存在感を添えてくれる一品です。
長い年月を経てなお残り続けた、民族の暮らしと手仕事の記憶。木という素材が持つ温もりと、風化によって生まれた枯れた美しさを存分にお楽しみいただけます。
インド トライバル アンティーク木の器
SKU: god197
¥22,000価格
消費税込み

