長い年月をかけて深く艶を増した、インドの古い植物編みの蓋付き籠です。
現地では穀物や種子などを収める生活道具として使われていたものと思われ、実用品でありながら、美しい手仕事の造形を備えています。蓋の中心から渦を描くように編み上げられた同心円の意匠は、機械では決して生み出せない温かな表情を宿し、一目で手仕事の豊かさを感じさせます。
素材には現地で採取される蔓や草、植物の繊維などが用いられていたと考えられ、長年の使用によって深い茶褐色へと変化した風合いは、まるで古木や古革のような趣きを湛えています。ところどころに見られる補修の縫い跡さえも、この籠が大切に使い継がれてきた証として、美しい景色の一部となっています。
プリミティブで民族的な佇まいを持ちながら、日本の古道具や茶の湯の世界とも不思議なほど調和します。茶碗や茶筅、茶巾などの茶道具を収めたり、菓子器や見立ての収納として使ったりと、和の空間に取り入れることで静かな存在感を放ちます。侘び寂びの美意識にも通じる、使い込まれた素材の表情は、古い木味の家具や民藝の器とも相性抜群です。
飾るだけでも空間に深みを与えてくれる、生活と手仕事の歴史が刻まれた一点。現代では失われつつある、素朴で力強い美しさを感じていただけるインドアンティークです。
インド トライバル 編みかご
SKU: god201
¥12,000価格
消費税込み

