インドの古い暮らしの中で使われていた、アンティークの木彫りの器。
大きな木の塊をくり抜き、深さのある半球状に仕上げられた、素朴で力強い造形が魅力の一品です。
インドの民族社会では、古くから穀物や豆類などを入れるために、木をくり抜いた器が日常的に用いられてきました。
こちらも、そうした伝統的な生活道具のトライバルなアンティーク木器です。
装飾をほとんど持たない簡素な姿でありながら、その表面には無数の鑿跡が刻まれています。
特に外側には、木を少しずつ削り出した際の不規則な彫り跡が幾重にも重なり、まるで鱗のような独特の表情を生み出しています。
均一に整えられた工業製品とは異なり、ひと彫りごとに異なる深さや角度が残された、手仕事ならではの豊かな質感。
内側にも削り出した際の痕跡が残り、緩やかな曲面を描く深い器形には、長年使い込まれてきた生活道具らしい自然な美しさが宿っています。
長い年月を経て乾いた木肌は、灰褐色から深い焦茶色へと複雑な濃淡を見せ、擦れや摩耗によって柔らかくなった輪郭が、アンティークならではの存在感を際立たせています。
こうした民俗的な木器の魅力は、単なる実用品としての役割を超え、その土地の風土や暮らし、人々の手仕事の記憶が造形そのものに刻まれていることにあります。
洗練された装飾を施さずとも、素材と道具、そして人の手によって生み出された姿には、プリミティブアートやフォークアートにも通じる彫刻的な美しさが感じられます。
現代の暮らしの中では、オブジェとしてそのまま飾るだけでも十分な存在感があります。
玄関先で鍵や小物をまとめる器として、あるいは店舗やギャラリーで、布ものやアクセサリーなどをディスプレイする什器としてもおすすめです。
石や鉄、古材など、異なる素材のアンティークと組み合わせることで、より一層その造形の魅力が引き立ちます。
インドの古い生活文化と手仕事の美しさを感じさせる、味わい深いアンティークの木彫りの器です。
古い物でのリペアのあるお品物です。
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SKU: god164
¥16,000価格
消費税込み
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