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東インド・ナガランド地方に暮らすナガ族に伝わる、大変希少なアンティークの木彫りスカルオブジェです。

 

ナガ族は、かつて首狩り(ヘッドハンティング)の風習を持つことで知られた山岳民族でした。しかし、その風習は単なる戦いや暴力ではなく、共同体の繁栄や豊穣、祖先信仰と深く結びついた宗教的・精神的な意味を持つものでした。頭蓋骨は生命力や魂の象徴とされ、村の守護や豊作を祈る重要な存在として扱われていました。

 

このスカルも、そのような死生観を背景に生まれた一つと考えられます。

 

興味深いのは、その表現です。写実的で恐ろしい骸骨ではなく、大きく丸い眼窩と、どこか愛嬌のある丸みを帯びたフォルム。死を恐怖として描くのではなく、人の生と死を同じ円環の中にあるものとして受け入れる、ナガ族独特の世界観が感じられます。

 

西洋文化におけるスカルが「死への警鐘」を意味することが多いのに対し、ナガ族をはじめとする東北インドの山岳民族では、祖先の霊や生命の循環、共同体を見守る存在として捉えられることも少なくありません。そのため、このどこかコミカルで親しみやすい造形も、死を遠ざけるものではなく、身近な存在として表現した民間信仰の美意識と見ることができます。

 

長い年月を経た木肌には、煤や手擦れによる深い黒艶が宿り、乾燥による細かな割れや摩耗までもが、この作品だけの歴史を物語っています。人の手で作り出せる風合いではなく、時間だけが育てた質感は、プリミティブアートならではの圧倒的な存在感を放ちます。

 

現在では、首狩り文化は20世紀半ばまでに終焉を迎え、このような当時の民俗文化を伝えるアンティークは年々希少になっています。民族資料としての価値はもちろん、アートオブジェとしても高い魅力を備えた一点です。

 

空間に置けば、不思議と恐ろしさよりも静けさとユーモアを感じさせる佇まい。和の空間やモダンインテリア、プリミティブアートとの相性も良く、見る者にナガ族の深い精神文化と、生命を巡る哲学を静かに語りかけてくれる逸品です。

 

東インド ナガ族 アンティーク首狩りオブジェ

SKU: god242
¥30,000価格
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    14㎝×16㎝×18㎝

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