インドで見つけたアンティークの石器。
厚みのある天然石を丹念に削り出して作られた、小ぶりながらも存在感のある一品です。
本来はスパイスや薬草をすり潰すための小さな乳鉢であったとも、あるいは宗教的な儀礼に用いられた器であったとも伝えられています。
詳細な用途は定かではありませんが、その曖昧さこそが古道具ならではの魅力と言えるかもしれません。
どこか生命を感じさせる有機的な輪郭は、見る人によっては女性性や豊穣の象徴を思わせ、インドの古い信仰世界を想像させます。
特筆すべきは、その表情、長い年月、人の手に触れ、使われ続けたことで生まれた柔らかな摩耗。角は丸くなり、縁は滑らかに磨かれ、大理石特有の冷たさの中に不思議な温もりが宿っています。
新品では決して得られない、とろりと溶けたような質感。
石でありながら、まるで蝋や飴がゆっくりと流れたかのような柔らかさを感じさせる姿は、長い時間だけが生み出せる美しさです。
そのままオブジェとして飾るだけでも十分な存在感がありますが、香木や天然石、小さなアクセサリーを受ける器としてもおすすめです。
用途を超えて受け継がれてきた、美しい余白を持つアンティーク、石と時間が共作したような、静かな魅力をお楽しみください。
インド アンティーク石器
SKU: god249
¥13,000価格
消費税込み

