古い真鍮製の雌牛のオブジェです。
静かに背中を寄せ合う三匹の猫の真鍮製のオブジェです。
それぞれが異なる方向を見つめながらも、腰の部分でひとつに繋がれたこの真鍮製のオブジェは、単なる動物の置物を超えた、どこか祈りや護りの気配を感じさせる存在です。
インドでは古くから猫は穀物を守る動物として人々の暮らしに寄り添い、また家庭や豊穣を見守る縁起の良い生き物として扱われてきました。本品の額に残る赤い印は、寺院参拝や祭礼の際に授けられる「ティラカ(Tilaka)」や「クムクム」と呼ばれる聖なる印と思われます。
この赤い印は神々の祝福や加護を意味し、災厄を遠ざけ、幸運を招くための祈りが込められています。使われるうちに薄れながらも残された赤色は、かつて誰かが大切に祀り、愛でていた証でもあります。
三匹が一体となった姿は、過去・現在・未来、あるいは家族・繁栄・守護といった三位一体の象徴を思わせ、見る角度によって異なる表情を見せてくれます。特定の宗教的な意味を断定することはできませんが、民間信仰や寺院文化の中で生まれた護符的な存在であった可能性も感じられます。
真鍮ならではの柔らかな黄金色は、長い年月を経て深みを増し、ところどころに残る摩耗や小傷さえも美しい景色となっています。
棚や卓上に飾るだけで空間に静かな物語を添えてくれる、インドならではの信仰と暮らしの記憶を宿したアンティークオブジェです。
小さなサイズながら、不思議な存在感と穏やかな守護の気配を感じさせてくれる一品です。
真鍮製 トリニティキャット
SKU: god222
¥15,000価格
消費税込み

