インドにて、直接アンティークディーラーより仕入れました。
日本で製造され、かつてインドへ輸出され、インド国内の建築や住空間で実際に使われていた、アンティークのマジョリカタイル。
9枚セットでの販売価格です。バラ売には対応していません。
深みのある青緑色・ターコイズグリーンをベースに、中央には花と蔓草を描いた華やかな植物文様。
花の部分は黄褐色、葉や蔓にはグリーンや淡いブルーが配され、深い緑の釉薬とのコントラストがとても美しい一枚です。
このタイルの大きな魅力は、平面的に絵を描くだけではなく、文様そのものに立体的なエンボス(浮彫り)加工が施されていること。花びらや葉、蔓のラインが指先でも感じられるほど立体的に表現されており、光を受けると陰影が生まれ、まるで小さな陶器のレリーフ作品のような存在感があります。
そして、深い緑色の釉薬に現れた細かな貫入も、このタイルならではの美しさ。
一面に細かな網目のように広がる貫入が、濃い緑の釉薬の中で繊細に浮かび上がります。新品の均一な色ではなく、長い年月を経たことで生まれたこの表情は、アンティークならではのもの。
なお、この貫入はタイル表面のガラス質そのものが割れているというものではなく、経年によって釉薬に生じた細かな貫入です。光の角度によってその景色が変化し、深い緑色にさらに奥行きを与えています。
日本で生まれたタイルがインドへ渡り、現地の建築を彩っていたという背景も非常に興味深いもの。
日本のタイル製造技術と、インドの装飾文化が交差した、当時の国際的な建築文化を感じさせるアイテムです。
壁面や腰壁、カウンターなどの建築装飾としてはもちろん、古材家具や什器のアクセント、DIY・リノベーションにも。
また、数枚を並べて使うだけでなく、一枚を額装して陶製レリーフのように飾るのもおすすめです。
色、立体感、貫入、そして長い時間の中で刻まれた傷や風合い。
単なる古い建築材料ではなく、海を渡り、異国の建築の中で時を重ねてきた、小さな建築遺産のようなタイルです。
裏面には「MADE IN JAPAN」の刻印が残っており、日本で作られたタイルが海を渡り、インドの建築空間で使われていたことが分かります。
日本のタイル文化と、インドの建築文化。その二つがひとつの小さな建材の中に重なっているところも、このタイルの大きな魅力です。
また、こちらはインドで実際に施工されていたため、裏側にはセメントモルタルが多少残っています。
表面には経年による小さな欠けやそげなどが見られますが、それらも含めてアンティークとしての味わい。大きなダメージはなく、全体としては良好なコンディションで、実用にもおすすめできる状態です。
ただの古い建築材料ではなく、
「日本で生まれ、海を渡り、インドで使われ、そして再び日本へ戻ってきた」という旅の記憶を持つタイル。
ひとつひとつに残る傷や貫入まで含めて、時間を纏った美しいアンティークです。
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SKU: god033
¥18,000価格
消費税込み
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